IKEA

冷蔵庫や家具を新調して新鮮な気持ちと、積み重ねて来た日々を想う

ついに明日、新しい冷蔵庫が家に来ます!

去年からうちのパートナーと電気屋さんを見て回ってたのですが、先々週やっと購入しました。

2人で相談しながら選んだ冷蔵庫。そして食料を入れる新しいキャビネットやカーペットも揃って、少しは人を呼べるような素敵な家に近づくことが出来るのでしょうか?やっと私の夢が叶う?

これからの生活にちょっと期待しています。

散々時間かけて選んだ新しい冷蔵庫

パートナーと暮らし始めて気が付けば14年目。

その頃にはすでに使われていた古い冷蔵庫は2〜3年くらい前から開けても電気がつかなくなっていましたし、最近は部品の一部が割れて、つっかえ棒をしないときちんと閉まらなくなってしまってました。

Fridge

去年からそろそろ冷蔵庫を買い替えないとねって、見て回ってはいたんです。

でも、その時はそれよりも洗濯機が壊れたのでそっち優先していたのと、私たちが欲しい冷蔵庫はどれもうちのキッチンスペースには入らないので悩んでました。

パートナーも私も今より大きめの冷蔵庫が欲しいという意見は一致していたものの、上に戸棚があるせいで希望の冷蔵庫はどれもちょっとギリギリ高すぎて。

Fridge

2人なんだし徒歩圏にスーパーマーケットたくさんあるんだから、そんなに大きい冷蔵庫じゃなくても良くない?と思いきや、パートナーは買い物に行くと大量に買い物しがちですし、小さいスペースに食べ物押し込めると行方不明になって忘れがち。

それに私も、コロナのロックダウンで常に食料を備蓄しておいた方が良いなと学んだのですが、やっぱり冷蔵庫の小ささが気になってました。

スペースに合わせるために冷蔵庫を2個買う?という案もあって、かわいい冷蔵庫も見付けたのですが、結局は上の戸棚を外してもらうことに。

Fridge

昨日、ドバイから一時的にシドニーに来ているこの部屋のオーナーが来て、戸棚を外してくれました。これで準備完了!…あとは冷蔵庫をきれいにして、最後のお別れです。

ちなみに食料を入れる棚は、ちょっと前にパートナーとIKEAで良いキャビネットを見付けたので、それを購入しています。

長い間お世話になった冷蔵庫に思うこと

深夜に私ひとりで冷蔵庫の掃除をしたのですが、中に入っている食料よりも外にベタベタ貼られたマグネット全部取るのがとても面倒でした。

でも冷蔵庫もマグネットの一部も私たちが出会う前からあったものだよなーと思うと、なんだか不思議な気がします。あの頃の私たちは今よりもっと初々しくて若くて、まさかこんなに長く一緒にいるとは想像していなかったはずです。

同時に、昔思っていたことも思い出しました。

この今の生活は、もともとは私がパートナーの住んでいたアパートに転がり込む形で始まったんです。

その時すでに家の中は彼の持ち物や家具でいっぱいな状態で、その上パートナーは買い物が好きなのに物を捨てたくない人。

私はインテリアにはこだわりたいタイプでしたが、一緒に住み始めて数年は自分の荷物を置く場所がなくても、こっそり陣地を広げていくしかありませんでした。

冷蔵庫に所狭しと貼られたマグネットや雑誌の切り抜きも、本当はごちゃごちゃし過ぎていて私はあまり好きではなかったんです。でも、オパールの石やおしゃれな女性の切り抜きを見て「彼はどんな顔してこれを切り抜いてここに貼ったんだろう?」と思ったらかわいくて、とても剥がす気にはならなかったんですよね。

ああ、私って一時が万事こんな風に「もーしょうがないなー」って感じでやって来たなあって。(と言っても、ちょっと整理したり物の多さで喧嘩になった時に文句の対象になったりはしましたけどね)

だけどそんな妥協ばかりしていたら、昔は好きだった家に人を呼ぶこともお菓子作りも全くやる気になれず、長い間、好きだったことさえ忘れてしまってました。これはコロナでシドニーがロックダウンした時、数ヶ月ひとりで過ごした時にも思い出してたんですけど。

パートナーはと言えば、その時ブリスベンのきれいなホテル暮らしをしたことで気付いたみたいです、うちがいかに乱雑でごちゃごちゃしているか。

でも私、もう片付ける意欲がなくなっていたというか、物が多過ぎて無理だと諦めてました。食料を確保する場所を作るために部屋はますますごちゃついてしまって、お手上げ状態でしたし。

ベットの上でパソコンしながら食事をするパートナーのために自分が食べたくないものを料理するということも出来なくなっていて、実は何のために生きているんだろう?という状態に何度も陥ってたんです。

そこら辺からパートナーは家の中にギュウギュウに詰まっている古い家具を処分してくれると言い、一緒に家具選びもしてくれるようになりました。もちろん、私の意見もちゃんと聞いてくれます。(昔、勝手に私の嫌いな黒い机を買って来られて、泣きながら超文句言ったことありますからね)

最初はテーブルから探しましたが、先に冷蔵庫が壊れたのでそっちを優先。

そこから一応、私たちの「素敵な家にしよう計画」が始まります。

初めての?2人で何かを決める作業

オーストラリアでは事実婚も結婚とあまり変わらないとはいえ、子供もいない私たちは、お互いのマイペースさを発揮してなんとなくズルズルと共同生活を続けてきた感があります。

途中私がニュージーランドにワーホリに行ったり16階から18階に移動したことはあるものの、引っ越しすらしていないので、本当に出会った時からの延長線上のまま歳を取っていってるような…。

だから、一緒に家具や電化製品を相談しながら選んでインテリアを考えるのが初めてだったので、すごく新鮮です。ものすごく今更ですが「新居に住む新婚生活カップルってこんな感じなのかなー」と思ったりして。

この間は一緒にカーペットを選んだのですが、良い感じですし。

そう言えば、大昔、結婚したばかりの友人の家に遊びに行った時、狭いながらもおしゃれな家具を買い揃えていて羨ましかったんですよね。いつか私もこんな体験が出来るのだろうか?と。

きっとパートナーは私が嫌だと言っても自分の趣味であるスポーツ関係の額縁を色々入手してしまうでしょうし、片付けるという概念が私とは違うようですし、これからどうなるのかわかりませんが、今のところ良い夢は見てます。

 

最近パートナーは仕事の付き合いで明け方まで帰らないこともたまにあって、今日もそんな感じなので今もひとり。なので深夜ゆっくりこれを書けて良かったです。

今ちょっと激しい雨音が聞こえてきましたが、明日は…というか今日はもう降らないと良いな。

まあとにかく、この家づくりプロジェクトは始まったばかりです。