クイーンズランド州に向けて、シドニーから車を走らせて3日目。
途中でポートスティーブンスやポートマッコーリに寄って、現在はコフスハーバー。まだニューサウスウェールズ州をウロウロしています。
今回の旅行はパートナーの仕事も兼ねてなので、昨夜、彼のお客さんに会う為に少しだけのつもりでポートマッコーリに寄りました。
そして、そこで予想外にお客さん夫婦の家に泊る事になり、朝を迎えています。
なんてゆうか、やっぱりオージーって色々すごい。
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船の自宅にお邪魔した
ポートスティーブンスからポートマッコーリに到着し、約束していた海辺のレストランでパートナーのお客さん夫婦2組と6人でディナーをしました。パートナー曰く、彼らはお客さん兼友人なのだそうです。
実は私たち、ポートマッコーリは夕食の為に来ただけで、この後2時間かけてコフスハーバーまで行きホテルを探すつもりでした。
というのも次の日の早朝、コフスハーバーでパートナーが彼のお客さんとゴルフのチャリティーイベントに参加する予定があったからです。
ともかく、ディナーは楽しく始まりました。
そのうちのひと組はなんと、退職してから船を自宅にして住んでいるそうで、食事を済ませた後に「近いから一杯飲みに来なよ」と私たちを船の家に誘ってくれたんです。
でも私たち、これからコフスハーバーまで行かないといけなくて、まだ今晩泊まる所も決まってません。
「大丈夫、10分で帰るから。」とパートナーは心配する私にこっそりと言いましたが、それで早く切り上げられた試しは今まで一度もないんですよね。
案の定1時間経ち、2時間経ち…。
でも、船の自宅はとても面白かったです。
ポートマッコーリはオーストラリアで7番目のクジラの多い地域で、時期が来ると船の上からクジラのジャンプが見れて、イルカもしょっちゅう跳ねてるとの事。
家の前で採れたイカはおいしかったとか、観光客がうるさい時期は大変だとか…。
船の中の部屋はそんなに広くはないですけど、自宅ごと移動して旅行に行ったり星を見ながら眠ったり、そんな生活って一体どんな感じなんだろう?と、海に沈めておいた網にかかったタコを見せてもらいながら、ひとりで勝手に妄想を膨らませてしまいました。
オージーは輪になって話すのが好き
ところで、私のパートナーと一緒に長期の旅に出ると、関わる人はだいたいオージーばかりなので英語漬けの毎日になります。
今回早くもそんな状況になり、そういえば最近ブログの事ばかり考えてばかりいたので、すっかり日本語脳になってるなーと感じました。
日本語と英語って文法もですが発想や表現も違うので、日本語で考えていちいち英語に直していたら、会話の速度に間に合わないし変な言い回しになりやすいんですよね。
英語の上達がしたければ、普段から英語でものを考えるのが良いとは言いますが、最近はインターネットの普及で日本の書籍や漫画、ドラマ、誰かのブログなどなど日本の娯楽にどっぷり浸かってしまって誘惑が多いんですよね〜。
オージーって輪のようにイスを並べてビールやワイン片手にみんなでおしゃべりをするのが好きで、2時間でも3時間でも思い思いに語り合ったりしますけど、英単語は理解出来ても話してるトピックについて知らないと、ついていけなくてしんどいんですよね。
話題はスポーツや競馬や映画などなど色々ですが、英語はどう話すかよりも何を話すかが大事だなあと思う瞬間です。
とりあえず、この雑談会に付き合うのがオージーの礼儀 (?) っぽいので、今回も彼のパートナーとしてオージーの輪に加わりましたが、客観的に見たら多分すごい変な絵かもしれないですね。
おそらく日本人はこんな輪になってみんなで何時間も語り合ったりしないんじゃないでしょうか?テレビ見たりとか、主婦ならせかせか動き回っておつまみ出したり?
この国では来客が来たら、奥さんだってお酒片手にのんびりとおしゃべりに加わります。
まあとにかく、パートナーのお付き合いでオージーの中にアジア人が私ひとりという状況はよくあって、羨ましがる人もいますが実際は大変ですよ?何となく身の置き場がなくても、その場に長時間いないといけなかったりして。
気軽に人を招くオージー
そんなこんなで、結局午後10時を軽く超えました。
さすがにそろそろお開きにしないとと、船に住む夫婦にお礼を言って車へ戻る途中、もうひと組の若い夫婦が「本当に今から行くつもり?もう遅いから家に泊まりなよ。コフスハーバーなんて朝早く出れば全然間に合うから。」と思わぬお誘いを受けました。
それに対してパートナーも「あ、そう?いいの?」と全然遠慮しない。マジか。
オーストラリア人って本当に気軽に自分の家に人を泊めて、気軽に人の家に泊まらせてもらうんですよね。
日本人の私としてはその必要ないと分かっていても未だに気をつかってしまいますが、だいたい「勝手にコーヒーやらお茶やら飲んで、トーストとか欲しければいつでも勝手に食べてね。」と言われます。
私たちも自分の家に人を泊める時はそう言うし、ちゃんとみんな勝手にやってる(笑)
これが日本人同士だと絶対に泊まる方も泊まられる方も気をつかうし、なかなかそうもいかないだろうなあ、と簡単に想像出来ます。
うーん、それにしてもシドニーの外に出てみれば、みんな結構広くて良い家に住んでますよね。
ちゃんと人が泊まれるお客さん用のようなベッドルームが用意されていて、突然来たにも関わらず、掃除が行き届いた素敵な家でした。
おわりに
1日で2カ所の家にお邪魔させてもらったんですけど、なんかとても自然体というか心に余裕があるように見えて羨ましいと思いました。
まあ、最近ようやく私は “どんなに頑張っても私のアイデンティティは日本人で性格も常識もやっぱり日本人” と認められるようになったので、のんびりするのが苦手でせかせかしたい自分は仕方ないです。今がちょうど日本人とオーストラリア人との中間かもしれません。
そういう視点でブログを書けそうなので、ま、これでいっか。
この旅についてはこちら
2018年1月10日〜19日、シドニーからブリスベンまでのロードトリップをして来 […]…