知り合って8年くらい経つオージーのお茶飲み友達がいる。
私よりずっと年上で、何なら私の15歳年上のパートナーよりももっと上なんだけど、なぜか気が合って、そして私が住むシティに来る用事がある時に声をかけてくれるのだ。
最近、その人と会う時は「MISO」という日本食レストランに行って、その後ジョージストリートのカフェでお茶するのがルーティーンっぽくなっている。
その人の名前はJ氏ということにしておこう。
J氏はもしかしたら私が興味ある話題だからかもしれないけど、旅行や歴史の話をよくする。
今日もジョージストリートのカフェでおしゃべりをしていたら、J氏が「この間、昔のジョージストリートの写真を見つけたんだ。そう言えばこんな感じだったことを思い出したよ」とグーグルの写真を見せてくれたのだけど、いや〜、びっくりしたな。
リージェントプレイスが、昔は「Regent Theatre and Hoys cinemaka」だったらしく、今と様子が全然違う。
現在の景観
隣のKFCの建物は一緒なので、かろうじて同じ場所だと分かるが、やっぱり信じられないレベル。(著作権に抵触するので写真は載せられないが)
80年代まであったそうなので、家に帰ってパートナーに聞いたら「そうだよ、行ってたけど何か？」みたいな反応だった。きっと彼らのように、覚えている人もまだたくさんいるだろう。
そもそもリージェントプレイスだって、あんなに賑やかになったのはここ６〜7年くらい前からだ。
J氏は「あのデパートはあのストリートにあって、そしてあのデパートは…」と話し始めた。
私も以前調べたことがあるので、シドニーにすでに消滅してしまったデパートが複数あるのは知っていたが、実際に知っている人とこうやって共有したのは初めてだ。
もちろんマーク・フォイズの話も出たので、その建物はまだあることを伝えて実際にJ氏を案内したら、感激していた。
そうか。J氏、この間この建物のすごく近くまで来ていたが、シドニーの中心部は高いビルが多いので、ストリートが1本違うと見えない建物がたくさんある。
私もマーク・フォイズの建物が大好きなので、知っていることを全部話した。(ああ、ブログ書くにあたって調べてて良かった)
シドニーには、有名だった大きなデパートが […]…
J氏は他にも面白い昔のシドニーの話を教えてくれて、リンクも送ってくれたので、今度時間がある時にまとめたい。
それにしても、時が経つのは早い。
J氏もたまに昨日のことのように話をするのでいつ頃の出来事か聞いたら「私が生まれる前！」ということがたまにあるが、私もだんだんその気持ちが分かる歳になってきた。
この日、ちびっ子だったアデレードの姪っ子が新車を買ったというメールが来て、時間の速さを実感したからだ。
だって、最後に日本に一時帰国したのが2012年8月の11年前、永住権が降りたのが2013年の10年前…、ええ？？
せめてきれいに歳を取りたいものだけど。
他にも年月を感じさせることが色々あって、今年はオペラハウス50周年記念だけど、まだたった50年なんだなあと。
ダーリングハーバーにあったショッピングセンターも、跡形もなくなっていたので知ってたけどショック。
やっとジョージストリートに走るトラムに見慣れてきたというのに、シドニーの景色はどんどん変わっていく。セントラル駅やレッドファーン駅もそう。
そして Tumbalonng Park で「SXSW Sydney」というイベントをしていたので覗いてみたら、サントリーの196 (日本のストロングゼロ) をイメージしたバー？みたいなのがあった。
これもコロナ禍くらいの頃にオーストラリア進出して来たんだっけ？
きっとこれからシドニー中心部はもっとアジア化していくかもしれない。スーパーマーケットがアジアの商品で溢れてきたし、一昔前は考えられなかったこと。
ちまたでは、あと数年もすると世界がガラッと変わるとか言われているが、その時どんな世界になっているんだろうか。とりあえず、その時も私のブログは続けていて欲しい。
