[#3000文字チャレンジ ] 人生はチョコレートの箱のようなもの?

この記事は「チョコレート」というお題にそって画像や文字装飾なしで3000文字を書くという、ツイッターの事で、#3000文字チョコレートという企画で書いた記事です。

チョコレートと言うと、最初に思い出したのがあのセリフです。

 

Life is like a box of chocolates. You never know what you’re gonna get until you open it up.
(人生はチョコレートの箱のようなもの。開けてみるまで中身が分からない。)

 

初めてこの言葉を聞いてから20年以上経ってしまいましたが、本当に人生は何があるか分からないなあ…としみじみ思います。だって、まさか私が将来オーストラリアに住むなんて、あの頃の私だったら絶対に信じられないでしょうからね!

そうです、気付いた人も多いかと思いますが、このセリフは1994年に公開された『フォレスト・ガンプ』という映画の中に出てくる言葉です。

 

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私はこの映画が大好きで、公開当時高校生だった私にしては珍しく3度も映画館に足を運んでしまいました。原作になった本もCDも買いましたし、主役を演じたトム・ハンクスのファンになったのは言うまでもありません。

60年代に起こった歴史的出来事に絡めた泣けて笑えるストーリーと、その時代の雰囲気がたまらなく好きでした。

あらすじを簡単に説明すると、生まれつき知能指数が低く脚も悪かった主人公のフォレスト・ガンプですが、そういう一見マイナス見える事が功を奏していつの間にか大成功している、と言う話です。

本人は全く意図してないにも関わらず、走って逃げてるうちに足がめちゃくちゃ速くなって、お陰で成長してからアメフト選手に抜擢されて大学行ったり、ベトナム戦争で銃弾を受け入院した病院で暇だったので卓球をしたら、それにハマって卓球選手として大金を稼ぐようになったり、亡くなった戦友の意思を受け継ぎエビ漁を始めたら大成功して社長になったりと、そんなバカな⁉︎ という展開は、映画館では観客席からドッという笑いが出てました。

 

でも、よく考えると、私はフォレスト・ガンプほどは大成功しているとは言えないものの、彼と同じく意図していないのにいつの間にか思ってもいない場所に連れて行かれるという経験をずっとして来たように思います。

今でも「なぜ私はオーストラリアで暮らしているんだろう?」と、首をかしげる事があります。オーストラリアに在住して12年目に突入しましたが、気が付いたらこうなってたという感じなんです。

オーストラリアに来たのはちょっと海外を経験してみたかったからで、私は日本が大好きですし、日本の仕事に使命感も感じていて拠点は日本だとずっと思っていたのに…?

パートナーだって、絶対に日本人が良いと思っていたんですよ?

結局、私の目標は何ひとつ思い通りになってないような気がするのですが、でもその代わり、いつも心の底で無意識に願ってた「世界中に友達が欲しい」「自由にさせてくれるパートナーが欲しい」「嫁姑問題は絶対嫌だ」「セラピスト的な仕事がしたい」「しょっちゅう旅行して生きたい」などの夢は自然と全部叶っていたんです。

その事に気付いたのは実は最近で、とても驚きました。

今だからこっそり言いますが、パートナーと出会った頃は10歳以上年上の太っちょなオージーなんて、全く恋愛対象に入ってなかったんです。それなのに11年も一緒にいて、気が付けば彼は私にとって理想的な最高のパートナーでした。

本当に不思議なんですよねー。

 

そもそもオーストラリアに来ようと決心したきっかけは、もともとは仕事のストレスからでした。

あまりにも忙しくて、気分転換に趣味だった遠出するのも難しくなって来たので、英会話教室に通い始めたんです。仕事のストレスは、全く別の世界に数十分でも良いので没頭するのがいちばんですからね。

でも、もしあのストレスがなければ、おそらく高いお金をローン組んでまで通おうとは思わなかったと思います。

その英会話教室が想像以上に楽しくて英語の勉強にどんどんハマっていったし、そのうち仲間も出来て世界も広がりました。で、そこからワーホリ制度というものを知って、28歳の時にオーストラリアに渡豪。

ビザが終わる最後の最後の絶妙なタイミングで今のパートナーに会いました。これがまた、出会うのが早すぎても遅すぎても一緒になってなかったと思うんですよね。

もしも、あの時パートナーに出会ってなければ、私は間違いなく日本に帰って全く違う人生を歩んだはずなので、本当に分からないものです。

今となっては、人生なんて自分ではコントロール出来ないものですが、目の前の事をちゃんとこなしていれば、自ずから道は開けて来るものなのではないかと思っています。

とはいえ、不安要素はたくさんありますけどね。

もう若くはないし、将来もずっとオーストラリアでやっていけるのか?とか、パートナーに万が一の事があったらどうすれば良いんだろう?とか頑張らないと世間の人たちから置いて行かれるかも?とか色々考えてしまう事もありますよ。

でも、考え出すとキリがないですし考えても何も変わらないですから、とにかく今現在私の目の前にある出来る事をやるしかないか、と。

楽しみながら、人生の波に逆らわずに、連れて行かれる方向へしなやかに適応して行けば良いかなあ、と。だから、これからどこへいくのか分からないドキドキ感とワクワク感もあります。

今の私の仕事は家事、パートナーや自分の体調管理、ブログなど。今までの経験や知識をブログに書き残して、更にインプットしていく事が楽しくて仕方ありませんから。

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でもただ、ひとつ疑問なんですけど、『開けてみないと中身が分からないチョコレート』って一体何何でしょう?皆さん、不思議に思いませんでした???

アメリカにはそういうチョコレートがあるんでしょうか?普通、チョコレートって中身を知ってから買いません?特に日本だと、箱に中身がしっかりと書かれているイメージです。

あ、でも不二家のペコちゃんのチョコレートは、噛んでみないとどのフルーツ味か分かりませんでしたね。私は「これは◯◯の味なんだな。」と確認しながら食べたいタイプなので、食べてみないと分からないというのはあまり好きじゃなかった記憶が(笑)

そういえば、オーストラリアもたまに中身が書いてない事があるかも。

まあ、ともかく日本版のチョコレートだと、

Life is like a box of chocolates. You know what you’re gonna get even you don’t open it up.
人生はチョコレートの箱のようなもの。開けなくても中身が分かっている。

とかになっちゃうんですかね?敷かれたレールを歩くという事?いやいや…(笑)

 

最後に、『チョコレートについて』という事でしたので、オーストラリアのチョコレートについても触れておきます。オーストラリア人はチョコレートなど甘いものが大好きですから、チョコレート専門店がたくさんあります。
バレンタインデーやイースターに大活躍のチョコレート専門店リスト

私のお気に入りは、ちょっと高級ですがアデレード発のヘーグスチョコレートです。

もし、ばらまき用のお土産でチョコレートを買うなら、スーパーマーケットがお得ですけどね!
スーパーマーケットで買えるお土産15選 (食べ物編)