Silo Art

コロナ以降から少し変わってきた「ガイドブックとはひと味違うオーストラリア」の視点

出張中のパートナーから Silo Art Trail の本とカレンダーが送られて来て、ハッと気づいたことがある。

少し前までは Silo Art や Big Things など、オーストラリア全体の観光情報をまとめることに情熱を持っていたのだが、最近はシドニーのローカルな情報やブリュワリー巡りばかりに集中しているなあ、と。

Silo Art

こんなことは言いたくないけど、正直、存在すら忘れかけていた。

思えば、新型コロナウィルスの蔓延でロックダウンなどがあり、私の視点もより目の前のものへと変わっていったのかもしれない。

 

2019年に最後のロードトリップをした時、もうパートナーの車ではロードトリップしないと思ったのもあるが、コロナ以降はパートナーもひとりで車であちこちと出張しているし、私もシドニーに残るのを好んでいる。もちろん猫のこともある。

よって、あらから私はほぼロードトリップに行かなくなったし、シドニーの情報を記事にするのだけでも忙し過ぎて、あまり旅行自体にワクワクしなくなって来た。最後のパース旅行の記事も、まとめられないまま一年が過ぎようとしているくらいだ。

パートナーだって、わざわざ頻繁にある出張に毎回私を連れていってはいられないというのもあるだろう。

 

Silo Art

今現在は、日本人はもちろんオーストラリア人でもあまり知らないような情報を発掘することに快感を覚えていて、そいう場所を私がソーシャルメディアなりブログなりで紹介することで、今まで素通りされていたことに少しでもスポットライトが当たれば良いなと考えるようになっている。

 

とはいえ、私の原点は最初から「ガイドブックとはひと味違うオーストラリア」を紹介することなのだ。

Silo Art も Big Things も十分マニアックだし、それについての日本語の情報としては私のブログが一番だという自負はある。

またこういうオーストラリア全体の情報も出しつつ、今まで通りシドニーのマニアックな観光場所や歴史、ブリュワリーなども書いていこうと思う。

 

ブログ立ち上げ当初の2017年にはオーストラリアの観光に対して大きなところでしか見ていなかったが、日本からの観光という視点で見ればそれで十分。でもやっぱり住んでるとそんな観光情報よりも、もっとローカルな視点が欲しくなる。

その経験が今、個人ブログと大手旅行ブログでの書き分けにも繋がっているんだろう。

 

それにしてもパートナー、なんで主張中にエクスプレス (速達) でこの本とカレンダーを送ってきたんだろうな。

別に急ぎじゃないんだし、普通郵便でも良いんじゃない?なんて思ってしまうのだけど、早く私に届けたかったんだろうなと思うので、その気持ちは本当に愛おしい。

だけど届くまでヒヤヒヤするのは、なに。

先週末からまたメルボルンに出張に行っているパートナーが「出張先からプレゼント送ったからポストつねにチェックしててね!」と言ってたまでは良かったが、「そういえば、エクスプレスで送ったんだった!この間みたいに配達員が途中で帰ったら困るから、ここ数日はインターフォンが鳴ったらすぐ下に降りれるように準備してて」と言い出して、えーっと思った。

エクスプレスで注文するといつもの配達員とは違うので、うちのアパートの仕組みが分かってないのか、インターフォンで私が呼ばれて18階から下に降りるまでにいなくなっていたことが2回あったのだ。

で、普通に配達してる人がたくさんの荷物を持って待機してるから、てっきりその人が読んだんだと思って聞くのだけど「呼んでないし、荷物はない」と言われる。

1回目は私が友達にプレゼントしたかったアロマ製品、2回目はパートナーが旅行で使うバッグ。で、ヤキモキした末に、郵便局に直接取りに行く羽目になる。

だけど、今回はインターフォンで呼ばれることはなく、直接パートナーに配達したというメッセージが届いただけらしい。パートナーがメルボルンから私に「下に降りてチェックして」と電話があった。

ちょうどご飯を鍋で炊いてる最中だったから「なぜこのタイミング…」と思ったけど、とりあえずパートナーが心配してるから下に降りたら、普通にポストに入ってた。ああ、良かった。

そこに入ってたのが Silo Art Trail の本とカレンダーだったというわけ。

「あれ?数年前にお義母さんがくれたのは?」と思ったら、もう Edition 3 まで出ているらしい。

Silo Art

正直、最初のエディションをもらってからまともにロードトリップしていないので、あまり役に立った感じではないのだけど、こうやって私のことを思ってくれる人はありがたいし、せっかくもらったので旅行やブログに役立てたいと思っている。